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373 / SEPTEMBER
2012年9月号
モーリス・アンドレを悼む:驚異の錬金術師としての偉大なカリスマ性/世界のテューバ界Now!:次田心平が見た国際テューバ・ユーフォニアム・カンファレンス/バック・アルティザン・トランペット対談:奧山泰三×松居洋輔/サックスで日本初の音楽博士号を取得!:佐藤淳一/トランペットのエチュードを使いこなす:佛坂咲千生×菊本和昭(後編)/実験:管楽器の中では何が起こっているか?(第2回)/国際ホルンシンポジウム:すべてがビッグなテキサスで開催/チェコの新鋭ホルン奏者:プジェミスル・ヴォイタ/連載:ハーセス王国に棲んだ日々(最終回)/他
2012年8月20日発売 ¥838(税抜き)
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特集
追悼 モーリス・アンドレ
驚異の錬金術師としての偉大なカリスマ性アンドレの華々しい経歴については既に語り尽くされている。残されているのは数限りない逸話だが、これらは時としてとても雄弁なことがある。金管専門誌「Brass Bulletin」創立者ジャン・ピエール・マテ氏が幾つかの逸話を語る。
PHOTO : ©Jean-Pierre Mathez
次田心平のITECリポート
「本当にこれが同じ楽器?」と思うほど世界は進歩していた!次田さんは6月にオーストリアのリンツで行われた国際テューバ・ユーフォニアムカンファレンスに参加し、ソロコンサートも行った。同時にそこで観たものは、世界の若い世代の著しい台頭ぶりだった。
アルティザン・トランペットを語る
対談:奧山泰三×松居洋輔「最近いろんな人から“アルティザンどう?”と電話をもらうんですよ」というのは松居さん。2010年に発売された当初は従来のバックとの違いに戸惑う人たちも見られたが、ここに来て一気に注目度が増している。そこでお二人に聞いた……アルティザンどうですか?
Dr.サクソフォン 佐藤淳一
テーマは「ルチアーノ・ベリオ」サクソフォンの現代作品を数多く手がけるかたわら東京藝術大学の博士課程に在籍していた佐藤淳一さんが、この春に日本では初となるサクソフォンの音楽博士号を授与された。ベリオやブーレーズの詳細な論文と日本初演を含む学位審査のリサイタルは、大きな注目を集めた。
トランペットのエチュードを使いこなす!
対談:佛坂咲千生×菊本和昭(後編)トランペットの世界では数多くのエチュードの他に、基礎的なトレーニングを積むための様々なエクササイズ本も出版されている。そうしたものをどのようにレッスンや自分の練習に取り入れたら良いだろうか?
管楽器の中では何が起こっているのか?
第2回:フルート編(後編)どこでも手に入る機材を使って目には見えない楽器内の空気の振動を観察し、管楽器が鳴っているとき楽器の中では何が起こっているかをフルートを例に解説。
国際ホルンシンポジウム
すべてがビッグなテキサスで開催国際ホルン協会が毎年開催するホルンシンポジウムは今年44回目を数え、5月にテキサス州デントンで開かれた。長い角を持つ同地の牛「LongHorn」をシンボルにしたこの大会をリポートする。
ハーセス王国に棲んだ日々
シカゴ響でハーセスと演奏を共にしたT.ケントの回想録シカゴ響金管セクションに君臨した首席トランペット、アドルフ・ハーセス。その人を師と仰ぎ、18年間演奏の苦楽を共にした高弟ティモシー・ケントが綴る回想録、いよいよ最終回!
トピックス
チェコの新星:プジェミスル・ヴォイタ
西澤春代さんパリで世界初演
連載・コラム・その他
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