特集
フレンチベッソンから始まったアメリカのトランペット史
ベッソン、バックから現代へ:濱永晋二(ベストブラス代表)ジャズ用からクラシック用まで様々な種類を持つピストントランペットも、その源流を探ると今から100年前のフォンテーヌ・ベッソン(通称フレンチベッソン)に辿り着く。そのフォンテーヌ・ベッソンが20世紀アメリカでどのように発展したのかを、製作者の立場から近代トランペット史を調査したベストブラスの濱永晋二さんにうかがった。
フルート頭部管の落とし穴?
性能アップは歓迎、でも……座談会:福原信男、高久進、細村俊夫入門者が吹きやすい楽器を選ぶのは当然とは言っても、あまりにインスタントに音が出るものにはご注意。楽しいはずのフルートライフがいずれ底の浅いバーチャルな世界だけで終わってしまいかねない。そんなことが現実にならないようあえて問題提起。
笙とその魅力
もう一つの管楽器の世界を知る(前編)篳篥、龍笛と「雅楽三管」を構成し、その高貴な音は「天上の音」「天から差し込む光」と形容される笙。その美しい形の由来や演奏法など、笙の魅力のすべてを笙演奏家・石川高さんへのインタビューでご紹介する。
スポーツトレーナーが見た管楽器奏者たち
対談:石橋秀幸(元ボストン・レッドソックストレーナー)×辻 功(読売日本交響楽団首席オーボエ)広島カープやボストン・レッドソックスなどで長年トレーニングコーチをつとめ、解説者としてもマスコミに度々登場する石橋秀幸さんが、読売日本交響楽団の有志たちと協同して演奏家をスポーツトレーナーの眼で科学的に分析しさまざまな興味深い提案を行っている。石橋さんによれば、長時間の演奏が身体に及ぼすストレスは激しいスポーツに近いという。
ジョルジオ・マンドレッシ
モダンファゴットの温故知新若くしてイタリアから一足飛びにパリ管に入団し、話題を呼んだ名手はバロックファゴットでも活躍。
ホルン阿部麿の世界
「息の使い方に注意が必要だからこそフレージングが覚えやすい楽器」東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」にホルン奏者として初登場。ナチュラルホルンで吹いたベートーヴェンから、現代作品までの幅広いレパートリーを聞かせた氏にインタビュー。
ヴァイセンボルン家の歴史に迫る
ウィリアム・ウォーターハウスエチュードでバスーン奏者たちにその名前が知られているヴァイセンボルン一族の足跡をたどる。
大島文子(クラリネット奏者)
クラリネットによる日本の歌曲アルバムをリリース日本人が一番理解し感情移入しやすい日本の歌曲を使ってその歌詞のニュアンスまでをも表現するアルバムを1月にリリース。
セルマーサクソフォン&バンドーレンマウスピース
1本の楽器と1個のマウスピースですべてに対応するよりも、レパートリーや演奏環境によって楽器やマウスピースを持ち替えるべきだとドゥラングル教授はアドバイスする。昨年11月の公開レクチャーは大きな反響を呼んだ。
1903〜1953半世紀の演奏の記録:成澤良一
フランスのG.ジレーからウィーンのH.カメシュまでの半世紀の演奏記録を聴いて。
ハーバートL.クラーク自伝
あるコルネット奏者の遍歴往時最高のコルネット・プレイヤーとして一世を風靡した伝説的名手。吹奏楽の指揮者、編曲者、作曲家としても知られ、彼が遺した4冊のコルネット教本は今もなお必須の「定本」として全世界で使われている。
トピックス
蘇った芸大ブラス
ジャパンブラスコレクション
連載・コラム
新連載!:岡島征輝の「アラブでTUBA」/ニューイヤーコンサート
連載9:ナイディック&大島クラリネット講座/リズムを指で感じる
佐藤淳一のサクソフォン現代奏法/デニゾフの重音をマスターする
連載15:吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/ベルカント
連載19:ロジャー・ボボの考えるテューバ/さまざまな選択
連載83:平野公崇の多事奏音/ボレロの心得(続)
連載63:DAIROの「白バリ」道中記/'07〜'08所感
連載51:吉井瑞穂のヨーロッパ通信/もう一つの大事な「食」のお話
連載45:中川英二郎のトロンボーンアルバム/機内持ち込み不可?
スクランブル/RivSTBrassQuintet
PRODUCTS
フォレストーン・リード
セゲルケ・ベームクラリネット
CD評
木幡一誠の今月のCD
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室
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