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バックナンバーのご案内

320 / APRIL

2008年4月号

アンブシュアと舌の大切な関係を知る:守山光三/生誕100年ヘルムート・ハンミッヒに魅せられて:福永吉宏/サクソフォン井上麻子の世界/全米トップクラスの管楽器修理技術者に聞く/オーケストラスタディとオーディション:服部孝也×宮下宣子/村田陽一とその仲間たち「4BoneLines」/笙とその魅力(中編)/尺八とフルートの合体「シャクルート」/追悼:オーボエ鈴木清三/Flアレクサ・スティル/他

2008年3月20日発売 ¥743(税抜き)

特集

高音域では息のスピードを速くするというのは大ウソ!
アンブシュアと舌の大切な関係を知る
管楽器奏者の口の中を科学する:守山光三(東京芸術大学教授)

管楽器を演奏している時の口の中をレントゲンなどで覗く研究は今までも行われて来たが、それをどう解釈するかで議論が分かれていた。東京芸大の守山教授らの研究では、口内気圧と口内の息の流速が音域によってどう変化するかを測定し、合わせてレントゲン写真と照合することで、管楽器の演奏では舌が決定的な役割を演じていることを解明した。

NYのヤマハ・カスタムショップで腕を振るう
全米トップ修理技術者が選んだ道
ウェイン・タナベ&平形友二

金管楽器のテクニシャンとして有名なボブ・マローンに継いで全米トップテクニシャンとしてその名が知られる二人の管楽器技術者がヤマハに入社。ニューヨークのカスタムショップでアーティストの対応に当たっている。二人が歩んで来た道から、日本とアメリカとの管楽器修理技術の環境の違いを知る。

生誕100年、ドイツ・フルートの名器
ヘルムート・ハンミッヒに魅せられて
フルート:福永吉宏(京都バッハ・ゾリステン主宰)

生涯に460本の楽器しか作らず、数あるドイツ・フルートの中でも特に稀少価値の高い名器として知られるヘルムート・ハンミッヒ。生誕100年を迎えたのを機に、その魅力をご紹介する。

「フルモー・須川世代」の私がフランスで学んだこと
サクソフォン:井上麻子の世界
表現の幅を広げる吹き方とは?

「下向き奏法に目から鱗が落ちる思い」……フルモー、ドゥラングルというスタイルも教え方も異なる両氏に師事して得たものは? サントリー音楽賞「佐治敬三賞」を受賞した若きサックス奏者が語る。

尺八とフルートの合体
「シャクルート」をご存知?
多彩な表現力でジワリ世界に浸透

尺八の幽玄な音とフルートの機能性を兼ね備え、尺八奏者にもフルート奏者にも新しい表現世界を提供する「シャクルート」が、じわりといま世界に浸透中! 

備えあれば憂い無し
オーケストラスタディとオーディションのこと
対談:宮下宣子(新日本フィル副首席トロンボーン)×服部孝也(新日本フィル首席トランペット)

オーケストラスタディはオーケストラ入団試験の必須課題だが、プロのオーケストラ奏者はオーケストラスタディをやっているのだろうか? その取り組み方やオーディションでの秘訣などを新日本フィルの二人に聞いた。

和楽器インタビューシリーズ
笙とその魅力
もう一つの管楽器の世界を知る(中編)

篳篥、龍笛と「雅楽三管」を構成し、その高貴な音は「天上の音」「天から差し込む光」と形容される笙。その美しい形の由来や演奏法など、笙の魅力のすべてを笙演奏家・石川高さんへのインタビューでご紹介する。

新タイプのトロンボーン・カルテット
4 Bone Lines
村田陽一と在京オーケストラ奏者たちがタッグを組んで

ソロ、アレンジ、プロデュースと幅広い活躍を見せるトロンボーンの村田陽一が、長年温めていたアイデアを一気に盛り込んで2005年にスタートした「4 Bone Lines」。4月と6月に2枚のアルバムをリリースし、5月に東京と大阪でコンサートも行う。

バスーン史上に光を放つ
ヴァイセンボルン家の歴史に迫る
ウィリアム・ウォーターハウス (後編)

エチュードでバスーン奏者たちにその名前が知られているヴァイセンボルン一族の足跡をたどる。

追悼・オーボエ鈴木清三
歌うオーボエの「原点」:成澤良一

元新日本フィル首席で桐朋学園大学名誉教授の鈴木清三氏は、 去る1月12日に多臓器不全で亡くなった。85歳。氏の功績を偲ぶ。

ファゴットのメンテナンス法
日頃から注意しておくべき要点:松崎義一郎

どんなに選んだ良い楽器でも、買いっぱなしのまま後のケアをおろそかにしたのでは元も子もなくなる。日頃から注意すべきメインテナンスの要点とは?ファゴット奏者にして技術者でもある著者が誰にも出来るメンテナンス法を解説。

連載第12回:伝説的コルネットプレイヤーの自叙伝
ハーバートL.クラーク自伝
あるコルネット奏者の遍歴

往時最高のコルネット・プレイヤーとして一世を風靡した伝説的名手。吹奏楽の指揮者、編曲者、作曲家としても知られ、彼が遺した4冊のコルネット教本は今もなお必須の「定本」として全世界で使われている。

トピックス

ニュージーランド響からソロ活動に転身
フルート:アレクサ・スティル

連載・コラム

新連載2:岡島征輝の「アラブでTUBA」/今どこ?
連載10:ナイディック&大島クラリネット講座/ボナード、ベルソン、ルシアノフ
連載6:佐藤淳一のサクソフォン現代奏法/デニゾフ・ソナタのリズムと譜読みの仕方
連載16:吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/シルキー
連載20:ロジャー・ボボの考えるテューバ/装飾音
連載91:平野公崇の多事奏音/ボレロの心得(続々)
連載64:DAIROの「白バリ」道中記/インファント島ロケ
連載52:吉井瑞穂のヨーロッパ通信/「おでん」の連想がふくらんで…
連載45:中川英二郎のトロンボーンアルバム/スライドクリームのお話
スクランブル/サクソフォン・バロック大阪
第2回フルートDUOの会

PRODUCTS

シュースター・トランペット
モンゴルのクラリネット

CD評

木幡一誠の今月のCD

その他

ニューズフラッシュ  コンサートガイド  編集子の雑談室

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