317 / JANUARY

見た目も違えば構え方も違う。吹いてみれば吹奏感の違いもすぐに感じ取れる。では「こうした違いはどこから来るの？」と聞かれてあなたはどこまで答えられますか？　パイパーズ恒例、ヤマハ設計者に聞く管楽器ウンチク講座であなたの知識を再チェック！

製作家と演奏家の視点で歴史的なクラリネットを深く掘り下げ、現代にその楽器を復元する一人。しかもクラリネット発祥の地といわれるニュルンベルクに近く工房を構える地の利の良さで、文献資料もくまなく当たる研究者ヨッヘン・セゲルケ氏に、クラリネット誕生の秘密からミュールフェルトのエピソードまで興味深い話を聞いた。

「自分の傾向や好みというのは、最初に使ったマウスピースによって作り上げられる部分がありますので、最初にどんなマウスピースを使うかで、その人のホルン人生がほぼ決まってしまうと言っても過言じゃないんですね」（丸山勉）

「2001年にアメリカに行き、そこで僕がぶつかった壁は、自分って何だろう？ということだったんです。音楽家なのに自分の音楽って何だろう？とわけが分からなくなった」（中川英二郎）

古代、シルクロードのオアシス「クチャ」地域に発祥し、７世紀に唐からわが国に渡来したとされるダブルリード楽器。漢詩、「枕草子」や「源氏物語」などにもその名が見える篳篥の世界を２回に分けてご紹介する。

楽器中央を分断していたジョイントを無くしヘッドジョイントを交換できる画期的な設計で世界を驚かせたマリゴＭ２。オーケストラでそれを使いこなしている二人は「もう手放せない！」と語る。

ホノルル交響楽団バスーニストでありながらバロックバスーンで世界を駆けめぐり、リコーダー、篳篥、中国笛Xiaoにも堪能。

ドイツのワイマール音大に留学中の堀田実亜さんが学生契約としてバーデンバーデン南西ドイツ放送響で１年間の演奏生活を送っている。日本にはほとんど知られていないこのオーケストラの「学生契約」について堀田さんに簡単なリポートをお願いした。

前号の倍音を使った練習をもとに、フラジオ奏法をマスターしよう！

往時最高のコルネット・プレイヤーとして一世を風靡した伝説的名手。吹奏楽の指揮者、編曲者、作曲家としても知られ、彼が遺した４冊のコルネット教本は今もなお必須の「定本」として全世界で使われている。

連載7：ナイディック＆大島クラリネット講座／コープランドとレスピーギを例に　
連載13：吉野和孝の金管Vintageの知恵袋／ウォルト・セラード　
連載17：ロジャー・ボボの考えるテューバ／音楽性の発展
連載81：平野公崇の多事奏音／サックスの嘆き
連載61：DAIROの「白バリ」道中記／鍋の季節／サワディカー
連載45：ジョナサン・ハミルの楽隊英会話入門（最終回）／キーワードTop10
連載49：吉井瑞穂のヨーロッパ通信／私のハイライトオブザイヤー
連載43：中川英二郎のトロンボーンアルバム／中川式マイクテク
連載40：水本真聡のヴィンテージなお店から（最終回）／飛んで火に入る秋の虫
スクランブル／栃本浩規さんのソロアルバム
マスタークラス最前線／クラリネット：コリン・ローソン、サクソフォン：クリスチャン・ヴィルトゥ

シルキー・トロンボーン
リコGCSシックブランクアンファイルド
ズィーレのソプラノホルン

木幡一誠の今月のＣＤ

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