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394 / JUNE
2014年6月号
集中連載第1回:ロマン派のオーケストラで使われたトランペットの歴史/フランケン・テューバと米国の金管技術者たち/全長10メートル!ハイパーバス・フルートを作る!/サクソフォン大和田雅洋:ジャズ少年が受けたクラシカル・サクソフォンの強烈な洗礼!/東響首席ホルン大野雄太:4種類のホルンを使ってバッハから現代曲まで/RICOクラリネットリードの見つけ方:水越裕二×齋藤雄介/シドニー響ピッコロ奏者が体験した「龍笛事始め」/新連載ヴィンテージSAXの遊び方:ケノン・モノポール2/ベッケ&ライエンのトロンボーンキャンプ報告/楽器学のすすめ/他
2014年5月20日発売 ¥850(税抜き)
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特集
19世紀のトランペットの歴史
ロマン派のオーケストラではどんなトランペットが使われたのか?古典派以降、ロマン派から近代までのオーケストラでは実にさまざまなトランペットが使われて来た。国によって、あるいは作曲者によっても異なるその用法を詳しく解説し、日本では知識が大きく欠落しているこの時代のトランペットの姿を明らかにする。
サクソフォン大和田雅洋
ジャズ少年が受けたクラシカル・サクソフォンの強烈な洗礼小学5年生でジャズサックスを始め、高校2年までジャズ一筋でやって来た大和田さんは、吹奏楽部に指導に来た服部吉之氏の演奏を聴いてクラシックへの転向を決意する。
ハイパーバス・フルートを作る!
ダブルコントラバスFlより1オクターブ低い!直径12センチ以上、全長なんと10メートル。巨大なアナコンダがのたうち回るかの如き世界最大のフルート。しかもこの楽器、完全クロマティック・ベームフルートなんです!
フランケン・テューバを作る人たち
とびきり有能で個性も強い金管工房をご紹介!メーカーに頼れない改造や修理を一手に引き受け、ときにパーツを集めてクライアントが望む楽器までも作ってしまうのがアメリカの技術者たち。中でも全米のプレイヤーの信頼を集めるテクニシャンたちをご紹介する。
大野雄太
4種類のホルンを使ってバッハから現代曲までシューマンの〈アダージョとアレグロ〉より20年以上も前にバルブホルンのために書かれた作品を中心に据えて、東京オペラシティリサイタルシリーズに登場する大野さん。コルノ・ダ・カッチャまでもが登場するそのプログラムは極めて意欲的!
RICOクラリネットリードの見つけ方
水越裕二&齋藤雄介良質のケーンを使い、高性能カッティングマシーンで精度の高い仕上げを誇るリコ・リード。その7種のリードを二人のクラリネット奏者が試奏し、選定のヒントを与える。
ベッケ&ライエンTrbキャンプ
ウォームアップ講座からレッスン、コンサートまでミシェル・ベッケ、ユルゲン・ファン・ライエンを講師に迎えて伊豆・修善寺で行われた〈アントワンヌ・クルトワ〉トロンボーン・キャンプを参加者がリポートする。
楽器学のすすめ
第13回:管楽器の設計(6)「物理は苦手」という人も、管楽器奏者であればこれだけは知っておきたい……。長年管楽器の設計に携わった著者が、演奏者や修理技術者たちの素朴な疑問をもとに「生きた楽器学」を提供するシリーズ。
ヴィンテージSAXの遊び方
「あの方」も愛用したケノン・モノポール2サクソフォンの発明当時から現行機種ギリギリまで数あるヴィンテージ・サクソフォンを、毎号1本ずつ写真とともに紹介し、楽器史という側面からこの楽器の歴史と物欲の泥沼へご案内!
龍笛事始め
日本の国外に和楽器演奏家を増やす目的でスタートしたコロンビア大学のプロジェクト「東京和楽器音楽院」。その第1回研修生に選ばれたシドニー響ピッコロ奏者の体験リポート。
トピックス
クルトワ・トロンボーンキャンプ
連載・コラム・その他
中川英二郎のトロンボーンアルバム/作・編曲の楽しみと苦労
DAIROの「白バリ」道中記/マルチで単身欧州巡業!ウィーン本番日
平野公崇の多事奏音/バッハ(3)
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/イタリア、ドイツ、ベルギーの旅
ナイディック&大島クラリネット講座/「音楽は理屈ではない」に答える
ロジャー・ボボの考えるTuba/アムステルダム
スクランブル/サクソフォーン・カルテット・アテナ2枚目のCD
トレヴァー・ワイの笛吹き列伝/マルセル・モイーズ
PRODUCTS
E.シュミットのナチュラルホルン
ヴァイマン・トランペット
CD評
木幡一誠の今月のCD
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室