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395 / JULY
2014年7月号
ボストン響首席オーボエ若尾圭介:オーボエのある休息inパリ/イタリアから現れたトランペットの異才:マルコ・ピエロボン/ドイツ・オーケストラ界の名手がエーラーからJOSEFに替えた理由:ディルク・アルトマン/音程の良くなるトランペット・マウスピース選び/集中連載第2回:ロマン派のオーケストラで使われたトランペットの歴史/新連載ヴィンテージSAXの遊び方:ブッシャー「トゥルートーン」/追悼:ありし日の岩井直溥さん大いに語る/古楽金管アンサンブルANGELICO/連載第14回(最終回)楽器学のすすめ/フルート竹山愛/アメリカス・ブラスバンド/他
2014年6月20日発売 ¥850(税抜き)
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特集
若尾圭介オーボエのある休息inパリ
ボストン響在籍20年目の「休息」がもたらしたもの3年前にジョン・ウィリアムズのオーボエ・コンチェルトを初演して話題を呼んだ若尾さんが、4月にフレンチ・プログラムのCDをリリースした。ボストン響在籍20年のサバティカルイヤーを利用してパリで録音したという最新アルバムを中心に、若尾さんの現在を聞く。
マルコ・ピエロボン
一人「展覧会の絵」や「マーラー5番」の持ち芸を世界に広めたい!トランペットとオルガンで「展覧会の絵」や「マーラー5番全曲」までを演奏してしまうイタリアの異才が、5月に浜松市で行われた第45回日本吹奏楽指導者クリニックに招かれて来日した。氏はイタリアを代表する金管五重奏団ゴマラン・ブラス・クインテットのメンバーとしても知られる。
ディルク・アルトマン
独クラリネット界の名手がエーラーからJOSEFに替えた理由アルトマン氏はカラヤンアカデミーに学び、史上最年少でベルリンフィルでトップを吹いた逸話も持つドイツを代表するクラリネット奏者の一人。その氏は今、名門オーケストラで日本製のヨーゼフ・クラリネットを愛用する。
音程の良くなるTrpマウスピース選び
バックボアに注目するといろんなことが見えてくる!本誌に「ロータリートランペット大百科」(328号〜342号)を連載し、年に1〜2回マウスピースクリニックを開催している築地徹さんは、バックボアとシャンクの視点からマウスピース選びにアドバイスを与える。
ありし日の岩井直溥さん大いに語る
本誌第7号「楽隊の語り部」を再録2014年5月10日、作・編曲家の岩井直溥さんが亡くなった。享年90。ほぼ30年前、還暦を目前にした岩井さんに直接伺った縦横無尽のお話を再度掲載して岩井さんを偲ぶ。
19世紀のトランペットの歴史
ロマン派のオーケストラではどんなトランペットが使われていたのか?古典派以降、ロマン派から近代までのオーケストラでは実にさまざまなトランペットが使われて来た。国によって、あるいは作曲者によっても異なるその用法を詳しく解説し、日本では知識が大きく欠落しているこの時代のトランペットの姿を明らかにする。
楽器学のすすめ
第14回(最終回):管楽器の設計(7)去る5月25日、著者・竹内明彦さんが逝去されたため、大変残念ですが連載は今号をもって打ち切らざるを得なくなりました。ながらくご愛読頂きましたこと、著者に代わって心より御礼申し上げます。
ヴィンテージSAXの遊び方
新連載第2回:戦前の最もポピュラーなSAX、ブッシャー「トゥルートーン」サクソフォンの発明当時から現行機種ギリギリまで数あるヴィンテージ・サクソフォンを、毎号1本ずつ写真とともに紹介し、楽器史という側面からこの楽器の歴史と物欲の泥沼へご案内!
フルート竹山愛
昨年の神戸国際フルートコンクールで3位に入賞した竹山さんが、受賞後初のリサイタルを7月に開く。シューベルトとピエルネのヴァイオリン曲を中心としたプログラムに賭ける思いを語る。
トピックス
アメリカス・ブラスバンド
連載・コラム・その他
中川英二郎のトロンボーンアルバム/5年ぶりのソロアルバム
DAIROの「白バリ」道中記/マルチで単身欧州巡業!パリ、そして帰国
平野公崇の多事奏音/フィンランディア
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/ベートーヴェン・ジャーニー
ナイディック&大島クラリネット講座/「音楽は理屈ではない」に答える(続)
ロジャー・ボボの考えるTuba/アムステルダム(後編)
スクランブル/トロンボーンの二つのアルバム
トレヴァー・ワイの笛吹き列伝/ウィリアム・ベスト
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セルマー・パリ「プレザンス」
ブルゲローニの「MUSA」シリーズ
CD評
木幡一誠の今月のCD
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室