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377 / JANUARY
2013年1月号
イザベル・カンピオン女史に聞く:音楽家のための運動療法/すべての管楽器に応用できるカーマイン・カルーソー・メソド:ジョナサン・ハミル/ドイツ人金管マイスター、ヤマハアトリエで奮闘中/九州交響楽団首席ファゴット山下菜美子「忍耐強さはファゴット吹きの特徴」/バセットクラで第81回日本音楽コンクール・クラリネット部門1位:川上一道/ボブ・リーヴスのマウスピース哲学/鳴りにくいリードが鳴りやすくなる!?:ぶるぶるくん見参!(中編)/トロンボーン・アンサンブル・アッサイ/親子2代モスクワの名門オケでティンパニを叩く:アルナメク・ガラヤン/他
2012年12月20日発売 ¥838(税抜き)
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特集
音楽家のための運動療法
肩の力を抜くのは禁物!ジストニアや腱鞘炎など音楽家に多い難病の治療にあたりながら、予防の啓蒙活動も行っているフランスの運動療法士イザベル・カンピオン氏が11月に来日した。運動療法から見た管楽器演奏のポイントについて聞く。
カーマイン・カルーソー・メソド
ジョナサン・ハミル(東京交響楽団首席ホルン奏者)6つの音を使った練習から始まるカルーソーをルール通りに正しくやっていけば、突然に音が花開くことも夢ではない。ジュリアードで4年間カルーソー・メソドを学んだハミル氏が詳しく紹介!
ドイツ人金管マイスターヤマハアトリエで奮闘中
トーマス・ルービッツ(ヤマハアトリエハンブルク)アメリカに於けるボブ・マローンと同じく、ヨーロッパのヤマハアトリエで演奏家たちの大きな信頼を得ているのがトーマス・ルービッツ氏。ドイツの有名メーカーを経てヤマハに入社したドイツ人マイスターの「覚悟」と「姿勢」……。
川上一道
バセットクラリネットを手にしたのは沖縄県芸3年のとき…緊張の大舞台で一人だけバセットクラリネットを手に本選に臨み、見事に1位入賞した川上さんは、オーケストラ(山形交響楽団)でも曲によってエーラー管を使い分けている。その発想の元になっているのは、あくまでも「音色」に対するこだわりだった。
山下菜美子
「忍耐強さはファゴット吹きの特徴!」ストラヴィンスキーやマーラーをはじめとする難曲が次々と押し寄せるオーケストラの世界に飛び込んで4年目。「いつになったら余裕ができるのか、安息は訪れるのか、ベテランの方に尋ねてみたい」という山下さんは「忍耐強さはファゴット吹きの特徴」と語る。
「ぶるぶるくん」見参!
鳴りにくいリードが鳴りやすくなる!?(中編)リード調整の時間を劇的に縮め「音楽する時間」を増やそう。研鑽6年、「ぶるぶるくん」が完成。鳴りにくいリードが鳴りやすくなり、へたったリードも9割が蘇生する! 興味津々の発明と発見の軌跡を追う。
ボブ・リーブスのマウスピース哲学
81歳の情熱を支えるものトランペットのマウスピースで世界にその名が知られるボブ・リーブス。ハリウッドに工房を構えて以来、一貫してプレイヤーサイドに立ったマウスピース作りを行って来た御年81歳の氏に「マウスピース哲学」を聞く。
サクソフォンのヴィブラート
ヴィブラートの訓練法クラシカル・サクソフォンのヴィブラートの誕生と発展を跡づけ、イベールを始めとするさまざまな曲での演奏例とヴィブラートの訓練法を詳しく分析する。
アルナメク・ガラヤン
親子2代モスクワの名門オケでティンパニを叩く旧モスクワフィルで活躍した父エドワルドと、旧モスクワ放送響(現チャイコフスキー記念大交響楽団)で活躍するアルナメクの2代にわたるティンパニ奏者の軌跡。
第4回関西トランペット協会フェスティバル
発足4年目を迎え快進撃を続ける関西トランペット協会のフェスティバル。コンサートとピエール・デュト氏の圧巻のレッスンもリポート!
トピックス
トロンボーンアンサンブル・アッサイ
連載・コラム・その他
中川英二郎のトロンボーンアルバム/録音現場はアナログからデジタルまで様々
DAIROの「白バリ」道中記/ピンクボンゴ・ツアー
平野公崇の多事奏音/サンシン
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/ミンコフスキーのペールギュント
ナイディック&大島クラリネット講座/ソナタ第2番第3楽章コーダ
マルコ・フィオリンド国際クラリネットコンクール
ロジャー・ボボの考えるテューバ/逃げ隠れしても問題は解決されない
オーボエ大島弥州夫の「B→C」
僕のマイスター武者修行/近所の教会にはポザウネンコアだらけ
PRODUCTS
スピリ社製「daCarbo」トランペット
リコ・レゼルヴ・クラリネットマウスピース
CD評
木幡一誠の今月のCD
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室