特集
ピッコロ:時任和夫
「音楽は命の鏡です」フィラデルフィア管弦楽団首席ピッコロ奏者として30年。満を持してピッコロのソロアルバムをリリースした時任さんがこれまで磨き上げて来た技術、レパートリー、音楽観を語る。
リード先端の固さのバランスを測定する!
計測学の視点からシングルリードの問題に取り組んだ専門の計測学の視点からシングルリードの問題に取り組み、リードの固さを可視化するシステム「リード・マイスター」を開発。今までピンポイントでしか測れなかったリード先端の固さの分布をグラフ化することに成功し、あわせて簡単で即効性のあるリード調整法も開発した花井宏維さんに聞く。
オーボエ:広田智之
オーディションの最後の決め手は「一緒に吹きたい」と思うかどうか…コンクールに入賞し、オーディションを勝ち抜くための決め手は何なのか? 技術のレベルは格段に上がっているものの突き抜けた人材に乏しいといわれる現状で、若い人たちが目指すべきものについて語る。
ジョナサン・ハミルの「のだめ」出演記
「これって音楽と同じじゃん!」開けっぴろげなキャラクターで管楽器界の人気者になったハミル氏は、テレビ番組や映画『のだめカンタービレ最終楽章』に出演するなど芸能界方面にも驀進中。折しもこの10月には彼の初となるソロアルバムもリリースされ、硬軟あい交じる氏の話が聞けた。
即興演奏は「心のソルフェージュ」
対談:ローラン・テシュネ(東京藝大准教授)×平野公崇(サクソフォン奏者)聴音&楽典中心のソルフェージュがいまだに日本の音楽基礎教育で幅をきかせているか、1995年に来日し多くの音大で教えて来たテシュネ氏は、新しく開かれたソルフェージュ教育「フォルマシオン・ミュジカル」を提唱する。氏の「即興演奏は心のソルフェージュ」ということばに深く共感するサックスの平野さんと、日仏の音楽教育の違いや即興演奏の意義について語り合った。
管楽器奏者のためのアレクサンダーテクニーク
本番で使えるアレクサンダーテクニーク楽器を持ってひたすらさらう前にやるべきことは、あなた自身の自然なカラダのバランスを取り戻すこと。道具などは一切不要。今からすぐに始められるアレクサンダーテクニークの基本ポイント。最終回は本番で使える「テクニーク」のご紹介。
ハーセス王国に棲んだ日々
シカゴ響でハーセスと演奏を共にしたT.ケントの回想録シカゴ響金管セクションに君臨した首席トランペット、アドルフ・ハーセス。その人を師と仰ぎ、18年間演奏の苦楽を共にした高弟ティモシー・ケントが綴る回想録。
トロンボーン:若狭和良
師ミリエールに流れるパリ高等音楽院の教え方を日本の後進に伝えたい広島のエリザベト音大からフランスに留学し、ジル・ミリエール氏に師事。言葉ではなく、徹底的に先生の真似をさせて全てを教えるパリ高等音楽院の伝統的なレッスンで薫陶を受け、実力を開花させた。オーケストラ生活を経て母校で教える今、その伝統の教え方を日本に伝えたいと語る。
国際ホルンシンポジム
オーストラリアのブリスベンで開催「今回印象に残ったプレイヤーは、次期国際ホルン協会会長に復帰就任が決まったフランク・ロイド。日本ホルンコンクールの委託作品、西村朗の「ホルンソナタ」を超絶技巧でサラッと吹き切った...」
シュテファンとの2枚のCD録音記
ベルリンフィルバスTrb奏者との共演... by沢野智子この号が出る頃に日本でも発売されるベルリンフィルバストロンボーン奏者シュテファン・シュルツ氏のソロアルバム。共演者の沢野さんが綴った録音顛末記。
トピックス
100人のファゴット、東西の競演!
連載・コラム
中川英二郎のトロンボーンアルバム/侍BRASSで一際キャラが立っているのは?
DAIROの「白バリ」道中記/CD行商あばれ旅
吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/ドク・セヴェリンセン
平野公崇の多事奏音/ギャップにて(続々)
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/みずほのことば辞典「F〜J」
ナイディック&大島クラリネット講座/クラリネット五重奏曲のテンポの謎
山岡潤の金管練習のヒント/各音域における「ブレーキ」の度合い
ロジャー・ボボの考えるテューバ/日本の音楽教育
スクランブル/N響クラリネット:松本健司
僕のマイスター武者修行/USAマッピにドイツ管が合った!
PRODUCTS
三響フルートAg950L
ドイツから出た新マウスピースとバレル
CD評
木幡一誠の今月のCD(都合により今月は休載します)
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室
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