特集
米SAX界のマスターティーチャー:フレデリック・ヘムケ
私の音楽や指導のエッセンスはミュールのもの世界のサクソフォン界の最長老の一人でありながら、今なお現役で演奏しつづけるヘムケ教授が、国立音楽大学で指導するため、1983年以来となる日本の土を踏んだ。アメリカで氏に学び、自身が教える国立音大に師を招聘した雲井雅人さんが、60年間に及ぶ氏のサクソフォン人生のエッセンスを引き出す。
アンドラシュ・アドリアン
ランパル、ニコレとの出会いからドップラー作品の発掘まで「ドップラーの故郷に生まれ、クーラウやアンデルセンが活躍した国で育ち、T.ベームの街で永く暮らす幸せ」……名手アドリアンがプロデビュー当時から今までを振り返る。
Virtuosoクラリネットの世界:マイケル・コリンズ
私の新しいソロ人生が始まった!マイケル・コリンズがいま世界で最も人気のあるクラリネット・ソロイストの一人であることはYouTubeなどでも確認できるが、その彼が最近手にしている楽器にお気づきだろうか?「私の人生を変えてしまった」とまでいうその楽器はヤマハ。ソロイストとしての新しいエネルギーを注入され、彼のヴィルトゥオーゾ・クラリネットの世界がさらに拓けようとしている。
トランペット:高橋 敦
「一人よりはみんなと楽しみたい!」若くして日本音楽コンクールと管打楽器コンクールを制覇して以来ソロイスティックなイメージのある高橋さんは、じつは「ソロよりはアンサンブルが大好き」人間。その言葉どおりオーケストラ以外にもブラスクインテットやアンサンブルでも活躍し、編曲までも行う多忙ぶり。
木村淳さんが語る「ホルンとの付き合い方」
良い物はよい。国や値段は私には関係ない!「少々作りが悪くても良い音がする楽器なら、なんとかして吹いてやろうという気になるんですよ」……台湾や中国製の楽器を愛用する「ケッサク」こと木村淳さんのホルン観。
楽器メンテナンスの勧め
こまめに定期検診することが修理代の低減に…by山田直也「問題なく吹ける」と思っている楽器でも、目に見えない不都合が内部で徐々に進行しているかも知れない。特にホコリや汚れはその初期症状。早期発見のためにも定期検診を山田さんは勧める。
ハーセス王国に棲んだ日々
シカゴ響でハーセスと演奏を共にしたT.ケントの回想録シカゴ響金管セクションに君臨した首席トランペット、アドルフ・ハーセス。その人を師と仰ぎ、18年間演奏の苦楽を共にした高弟ティモシー・ケントが綴る回想録。
主要メーカーから見た金管ヴィンテージ
金管メーカー相関図好評の連載もあと3回を残すだけになり、総集編として、大きな影響力のあった金管メーカーがどんなメーカーや技術者たちにどういう影響を及ぼしたかについてまとめた。
私が譜めくりを頼まないワケ
譜めくりの世界は冒険が一杯… by沢野智子譜めくりは「楽譜が読めさえすれば簡単な作業」と思われがちだが実はとても神経を使う繊細で難しい作業。悪い譜めくりに当たった途端、コンサートは地獄になる……
トピックス
ヴィンシャーマン氏の90歳を祝う
連載・コラム
中川英二郎のトロンボーンアルバム/林屋正蔵バンドに出演した!
DAIROの「白バリ」道中記/黒人にブルースを教える
平野公崇の多事奏音/ハプニング
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/LFOのパリ&スペイン引っ越し公演
ナイディック&大島クラリネット講座/クラリネット・ソナタ第1番
山岡潤の金管練習のヒント/力の拮抗状態を利用してMpsを安定させる
ロジャー・ボボの考えるテューバ/アボガド、キウイ、マンゴー、そしてテューバ
スクランブル/ホルン福川伸陽さんのデビューアルバム
僕のマイスター武者修行/狩猟メッセで楽器を売る話
PRODUCTS
ヤマハ新モデル&特別限定モデル
ヤマハ・カスタム・フリューゲルホルン
CD評
木幡一誠の今月のCD
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室
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