特集
ミシェル・ベッケ
「私は急ぎすぎていた…」一時は死亡説まで流れたものの、その後世界の舞台に元気な姿を見せて日本のファンを安心させたベッケ氏。この2月に実に9年ぶりとなる日本ツアーを実現させた。美しい音と、あふれ出るような音楽に円熟味を加え、ソロイストとしての存在感をますます高める氏に密着インタビュー。
ジャズクラに学ぶ音
対談:谷尻忍×谷口英治 「ここまで息を動かしちゃいます!」Part1かすれた音から張った音まで、言葉をしゃべるように自由に音を変化させるジャズクラリネット。その豊かな表現力に学ぶべきことはたくさんある。ジャズ、クラシックの第一人者が語り合う。
ヴァレンチノ・ズッキアッティ
スカラ座管弦楽団とイタリアの音23歳の若さで母国が誇る名門オーケストラに入団した氏は、一時、数学で身を立てるべくトリノ大学数学科に通いながらオーディションを受けたという変わり種。オーケストラ・ファゴット一筋の音楽人生に賭ける氏の山あり谷ありの半生を聞く。
ロイド・タカモト
錚々たる名手たちに師事した僕の学生時代大阪フィルで20年近くトップ奏者をつとめながら関西を中心に演奏と指導に活躍。トランペットのエリック・ミヤシロ氏とハワイで少年時代を共にした氏は後にインディアナ大学に学び、アメリカの錚々たるトロンボーンの名手たちの薫陶を受けた。
円錐管ベームフルートの世界
大阪フィル榎田雅祥さんに聞くテオバルト・ベームの名著『フルート&フルート奏法』を前号まで3回にわたり大阪フィル・トップ奏者の榎田雅祥さんと読んできたが、ベームフルートを語る上で忘れてはならない円錐管ベームフルートについてもこの機会にぜひ知っておきたい!
サクソフォン貝沼拓実
テナーは守備範囲の広い楽器クローバー・サクソフォン・カルテットでおなじみの顔がシエナの新しい顔になった。ソロでもコンクールで毎回入賞し、アドルフ・サックス国際コンクールでは3位に入賞。抜群の安定感が評判を呼ぶ貝沼さんに聞く。
カレフ・クリユス
エストニアから世界へ雄飛フィニス夏の音楽祭講師として2年連続で来日。バルト三国エストニアから世界に雄飛した北ドイツ放送響の若き首席にムジーク・ヨーゼフ代表で氏と親交のある仲村幸夫さんがインタビュー。
楽器の機内持ち込み制限について
国内線旅客機の手荷物新ルールを調べた昨年年12月1日より国内線旅客機に持ち込める手荷物ルールが統一・厳格化された。2006年8月に発生した英国での航空機爆破テロ未遂事件を受け、すべての国際線機内への液体持ち込み制限が導入されたが、それ以来の衝撃が音楽界にも走っている。
リガチャーによって吹奏感はどう変わる?
素材とメッキによる吹奏感の違いを評価実験リガチャーを変えることで吹奏感が変化することは、クラリネット奏者には当然と思われるかも知れない。しかし、その変化の違いを明確に示した研究はこれまでにほとんど行われてこなかった……。
ファゴット:松崎泰子
白夜の国に音楽人生を切り拓く北欧のオーケストラで活躍する日本人インタビューシリーズ第3弾。「日本でも多くのことは学べる。留学する目的を今までよりも明確に持つことが大切」
トピックス
クリス・ボッティ
ポール・メイエ就任披露
連載・コラム
ウィーンタイプの管楽器でワーグナーの「指輪」を公演
中川英二郎のトロンボーンアルバム/プロオケの中でチャイコフスキーを吹く
DAIROの「白バリ」道中記/サックス関連アクセサリー
吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/ブレッシング
平野公崇の多事奏音/サマーセミナー
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/いるいる、こんな指揮者!
ナイディック&大島クラリネット講座/ブラームスのマタイ・テーマとクララ・テーマ
ロジャー・ボボの考えるテューバ/一人の生徒に複数の教師
スクランブル/ケンツビッチ音楽祭
僕のマイスター武者修行/ドイツ管に対するドイツ人の本音
PRODUCTS
GUOの樹脂製フルート「ニュー・ボイス」
セルマー・パリ社サクソフォン「ジュビリー」
CD評
木幡一誠の今月のCD
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室
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