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バックナンバーのご案内

331 / MARCH

2009年3月号

シカゴ響もう一人の伝説の名手(首席トロンボーン)が語る:ジェイ・フリードマン/ルイ・ロットとその時代:初期ベームフルートの美しい音の世界/東京フィル密着取材:ステージマネージャーという仕事/日本フィル首席ホルン:福川伸陽/東京佼成ウインドオーケストラ・ユーフォニアム:岩黒綾乃/クラリネット対談=川上一道×浅井崇子:私にとってのイデアルな音/古楽バグパイプの世界:近藤治夫/ヴィルシャー・クラリネットマウスピース対談/ミラフォン新F管ファイヤバードの衝撃/他

2009年2月20日発売 ¥743(税抜き)

特集

シカゴ交響楽団首席トロンボーン奏者
ジェイ・フリードマン
シカゴ響もう一人の伝説の名手が語る意外な過去

ハーセスやジェイコブスなど伝説の名手を輩出したシカゴ交響楽団の中で、ホルンのクレベンジャーと共にいまだ現役で活躍しているのが首席トロンボーンのジェイ・フリードマン。なんと今年で在籍47年目。氏の意外な過去や楽器、指揮者についての興味深い話。

密着ルポ:オーケストラを支える人々
ステージマネージャーという仕事
巨大オーケストラ東京フィルを舞台裏で支える立役者たち

オーケストラは演奏者だけで成り立っているわけではない。いわゆる「裏方」がいてこそスムーズな演奏活動ができ、それが良い演奏につながる。楽器の手配から準備や片付けまで演奏環境を整え、文字通りリハーサルや本番の「舞台づくり」をするステージマネージャーの現場を追ってみた。

初期ベームフルートの美しい音の世界を知る!
名器の系譜:ルイ・ロットとその時代
榎田雅祥(大阪フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者)

1855年に創業し、第2次世界大戦後の1953年まで5代にわたって続いたフランスの名器ルイ・ロットは、現代フルートのモデルとして今なお世界の多くのフルート・メーカーが範とする存在。そのロットの魅力を、大阪フィルで「現役の楽器」として使い続ける榎田さんに演奏家の視点から語ってもらった。

日本フィルハーモニー交響楽団首席ホルン奏者
ホルン:福川伸陽
第77回日本音楽コンクール1位:「音楽の本質はエンターテインメント!」

08年の日本音楽コンクールに1位入賞した福川さんは、武蔵野音大在学中の20歳のときに日本フィルに入団、27歳のいまオーケストラの充分なキャリアを活かしてソロや室内楽でも活躍中。英国のデイヴィッド・パイアットに師事して得たものや、演奏家としてのスタンスなどを熱く語る。

第7回日本クラリネットコンクール入賞者が語る
私にとっての「イデアル」な音
対談:川上一道×浅井崇子

昨夏の日本クラリネットコンクールで日本人最高位の2位と3位に入賞した二人は、ともにドイツ管の音への憧れからスタートした。若手のホープとしてこれからの活躍が期待される二人が語る「音づくり」と楽器の話。

東京佼成ウインドオーケストラ・ユーフォニアム奏者
ユーフォニアム:岩黒綾乃
厳しいオーディションを勝ち抜いて佼成ウインドの「新看板」に

三浦徹氏の後任として東京佼成ウインドオーケストラに入団した岩黒綾乃さん。日本管打楽器コンクールで優勝したあと、パリ音楽院に3年間留学。帰国後すぐに受けた同団のオーディションを見事勝ち抜いた背景には、フランスで学んだ経験が少なくなかったと言う。

中世・ルネサンスの民衆の楽器
古楽バグパイプの世界
古の楽器を復元し演奏する:近藤治夫

バグパイプといえばスコットランドのハイランド・バグパイプを連想する人が多いが、民族楽器としてのバグパイプは歴史も古く、種類も千差万別。近藤さんはブリューゲルの絵などにも描かれた中世・ルネサンス時代のバグパイプにこだわり、演奏と並行して製作も行なっている。

連載第7回:伝説のテュービストのアイデアを編纂
アーノルド・ジェイコブスはかく語りき
「音楽は舌ではなくバズでつくる!」

ほぼ70年以上にわたり何千人もの生徒を教えた元シカゴ響の伝説のテュービスト、アーノルド・ジェイコブス。多くのミュージシャンが恩恵を受けた彼のアイデアと、そのヴァリエーションをトピックごとに書き記した注目の連載がスタートした。

内外のコンクール入賞者がこぞって使うクラリネット・マウスピース
アレクサンダー・ヴィルシャー旋風!
座談会:小谷口直子×吉田誠×川畑真一(司会)

昨年の日本クラリネットコンクールや前回の日本音楽コンクールなどで、上位入賞者のほとんどが愛用していたという驚異のマウスピース「アレキサンダー・ヴィルシャー」を話題の二人が語る。

その衝撃の吹き心地を語る
ミラフォン新Fテューバ「ファイヤバード」
インタビュー:マルクス・タイネルト×佐野日出男

ミラフォンから発売された新しいF管「ファイヤバード」は、ドイツの伝統的なF管の音を残しながら、低音も高音も吹きやすい、と世界各国で大評判。自身、優れたテューバ奏者でミラフォン社社長のタイネルト氏と、試奏してすぐに購入した佐野日出男さんに、この楽器の秘密を聞く。

和楽器インタビューシリーズ(5)
篠笛とその魅力
西洋音楽的には捉えきれない不思議な笛の魅力(後編)
インタビュー……鳳聲晴由

能管や龍笛と比較すると、シンプルな作りの篠笛。素竹造り(すだけづくり)という、籐を全く巻かず、ただ孔を明けて漆を塗っただけの笛もある。そんなシンプルな篠笛から泪が止まらぬような郷愁を誘う音が出て来る……(竹内明彦)

トピックス

現代音楽コンクール「競楽VIII」優勝者
フルート:増本竜士

連載・コラム

新連載第1回:僕のマイスター武者修行/マイスターになったら何になれるの?
ロータリートランペット大百科/マウスピース選び
ナイディック&大島クラリネット講座/ハーモニックリズムと音色の変化
ロジャー・ボボの考えるテューバ/アンブシュアは動詞だ
中川英二郎のトロンボーンアルバム/困ったときの道具頼み
平野公崇の多事奏音/子供と音楽
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/ツアーでのプライベートな時間
DAIROの「白バリ」道中記/石森のオヤジ
吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/デニコラ
スクランブル/加藤元章さんのエチュードCD

PRODUCTS

アレキサンダー・ホルン新マウスピース
GAOクラリネットベル&バレル

CD評

木幡一誠の今月のCD

その他

ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室

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