特集
スティーブン・ミード
世界を駆けめぐるユーフォニアム伝導師が自分をプロモートする大切さを語る世界を股にかけて飛び回るユーフォニアムの「伝道師」。テノール金管楽器としてのユーフォニアムの「世界共通化」に果たした氏の役割は計り知れないほどに大きい。もちろん、そうした活動のなかで氏は数多くの偏見や文化の違いによる障壁に遭遇。そうした数々の経験のなかで今氏が熱く語るのは「自分をプロモートする能力」の大切さだ。
フルート 佐久間由美子
フルートを吹く目的が技術ならつまらない人生になる25年前、誰よりも若く、誰よりも早く世界のフルートコンクールを制覇し、以来日本を代表するソロイストの一人として活躍して来た佐久間さんが10代からの自分の足取りを振り返り、現代に重ねる。
ヴォルフガング・バウアー
ミュンヘン国際コンクール覇者の現在知る人ぞ知るトランペットの名手ヴォルフガング・バウアーは、インバル時代のフランクフルト放送響でラインホルト・フリードリヒと共にソロトランペットを務めたあと、バイエルン放送響、シュトゥットガルト放送響で活躍。ミュンヘン国際コンクールで優勝したという輝かしい経歴を持つ。オーケストラでの体験談や楽器についていろいろ話を聞いた。
ピーター・サリヴァン
トロンボーンは「Singing Instrument」!「人の声のようにその音色は千差万別。だからこそ人によって楽器も違う」……浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルで来日した名手は、トロント響、モントリオール響からピッツバーグ響へと渡り歩いた生粋のオーケストラマン。
アーノルド・ジェイコブスはかく語りき
伝説のテュービストのアイデアを編纂ほぼ70年以上にわたり何千人もの生徒を教えた元シカゴ響の伝説のテュービスト、アーノルド・ジェイコブス。多くのミュージシャンが恩恵を受けた彼のアイデアと、そのヴァリエーションをトピックごとに書き記した注目の連載がスタートした。
モーツァルトのオーボエ協奏曲をめぐる謎
「このパート譜はオリジナルではない!」モーツァルトのオーボエ協奏曲とフルート協奏曲第2番は、同じ素材ながら調はもちろん、パート譜にも違いがあるため諸説の論争が絶えない。そんななか「フルート協奏曲のパート譜こそがモーツァルトが望んだ姿に近い」と主張するゴリツキ教授。東京藝大の招聘で来日した氏にその詳細を聞いた。
能管とその魅力
西洋音楽的には捉えきれない不思議な笛の魅力(中編)インタビュー:一噌幸弘
音程を破壊し、簡素化、象徴化を極端に進めた音楽を奏でる能管。この不思議な楽器は、西洋音楽的な理解では捉え切れない不思議な魅力を発散する。
シュトックハウゼン追悼セミナー&コンサートに参加して
サクソフォンで参加し「シュトックハウゼン賞」を受賞シュトックハウゼン自身が自作曲をテーマに毎年夏に主催して来たセミナー&コンサートは、今年、作曲者の死によって追悼イベントに……。サクソフォンで昨年パリ国立高等音楽院を卒業し、シュトックハウゼンに傾倒する白井さんによる参加リポート。
第37回国際ダブルリード協会コンファレンス
米国ユタ州で開かれたダブルリードの祭典をリポート去る7月に米国ユタ州で行われたIDRSコンファレンスは、参加者総数824人。プロ・プレイヤーの数は250人を超し、リサイタルだけで5日間で約70を数えた……。
トピックス
クラフェス08東京・多摩
フルート 新村理々愛さん
連載・コラム
ナイディック&大島クラリネット講座/ダブルタンギングの練習
岡島征輝の「アラブでTUBA」/ヨルダン・フェスティバル
佐藤淳一のサクソフォン現代奏法(最終回)/他の現代奏法とエチュード&参考書
吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/MMP
ロジャー・ボボの考えるテューバ/美しいフォルティシモを身に付けるには
平野公崇の多事奏音/乞 食
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/オーボエのルーカスとカフェタイム
DAIROの「白バリ」道中記/ヤマハ・サックス・キャンプ
中川英二郎のトロンボーンアルバム/科学の力と写譜屋さん
スクランブル/トロンボーン玉木優リサイタル
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総銀製メタルクラリネット登場!
バック・トランペットTR400SP
デュパン・オーボエ
CD評
木幡一誠の今月のCD
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ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室
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