321 / MAY

大阪フィル首席として20年間演奏したあと、現在はサイトウキネンオーケストラなどで活躍。かたわら京都市立芸術大学教授（音楽学部長）として多くの優れた後進を育てているトロンボーンの大ベテランに、大フィル＝朝比奈時代のエピソードや、今もなお旺盛に研究しているトロンボーンの奏法・指導法などについて聞いた。

自費でトランペットのソロコンクールを主宰するほど後進の指導に情熱を燃やす津堅氏と、ジュネーブ１位のキャリアを持ち、日本でも毎年マスタークラスを開くアンリ氏とが、互いの指導法に共感し合い、ノーハウを交換する。

ボケた音ではなく、焦点の合った音を……。きれいな音と自由な音楽表現を得るために欠かせないクラリネット奏法の最も大事なポイントを、1980年代に米国・デュポール大学でシカゴ響首席のラリー・コムス氏に学んだ金井信之さんが、明解に解き明かしてくれた！

人も羨む環境の札幌でオーケストラ生活を送る二人が、札幌交響楽団トランペットセクションと、二人が選んだヤマハC管シカゴモデルについて語る。

ロマン派の作品で待望のデビューCDをリリースしたばかりの池田さんに、直撃インタビュー。オーボエを始めた頃の話、ミュンヘンでフランソワ・ルルーに学んだ話、CDに込めた思いなどを聞く。

５月25日、東京芸術劇場大ホールで行われる東京都交響楽団コンサートの冒頭を飾るのが、シューマンの４本のホルンとオーケストラによる《コンツェルトシュトゥック》。コンサートを前に、出演する首席の二人に演奏のカンどころと聴きどころなどを聞いた。　

篳篳篥、龍笛と「雅楽三管」を構成し、その高貴な音は「天上の音」「天から差し込む光」と形容される笙。その美しい形の由来や演奏法など、笙の魅力のすべてを笙演奏家・石川高さんへのインタビューでご紹介する。

往時最高のコルネット・プレイヤーとして一世を風靡した伝説的名手。吹奏楽の指揮者、編曲者、作曲家としても知られ、彼が遺した４冊のコルネット教本は今もなお必須の「定本」として全世界で使われている。

新連載３：岡島征輝の「アラブでTUBA」／合い言葉
連載11：ナイディック＆大島クラリネット講座／指の動きと形をもう一度おさらい
連載７：佐藤淳一のサクソフォン現代奏法／フラッタータンギングをマスターする
連載17：吉野和孝の金管Vintageの知恵袋／ジャック・ベル
連載21：ロジャー・ボボの考えるテューバ／完璧の先に求めるもの
連載92：平野公崇の多事奏音／大　島
連載65：DAIROの「白バリ」道中記／小学校講演
連載53：吉井瑞穂のヨーロッパ通信／オケマンのお酒の飲み方
連載46：中川英二郎のトロンボーンアルバム／蕎麦好きが高じて…
スクランブル／クラリネットとファゴットのデュオCD

シャガール「キラー・クイーン」
J.マイケル「ベビーホルン」

木幡一誠の今月のＣＤ

ニューズフラッシュ　　コンサートガイド　　編集子の雑談室