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385 / AUGUST
2013年9月号
師ランパルのヘインズを語る:クラウディ・アリマニー×工藤重典/トロンボーン山本浩一郎:「学生気分で学生はつとまらない」/集中連載・サクソフォン興亡史:花開くアメリカンサックスと欧州からの脅威/エンゲルベルト・シュミット:インテリジェントなホルン製作とは?/オーボエ大島弥州夫(大阪フィル):オーボエを吹く以前の問題/カナダの異色のオーボイスト:コリン・マイヤー/トランペットとティンパニのパートナーシップ(中編)/エリザ・ホールと「ラプソディ」の謎(水)/ホルン福川伸陽のデュオリサイタル/インターナショナルトロンボーンアンサンブル/他
2013年8月20日発売 ¥838(税抜き)
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特集
師ランパルのヘインズを語る
対談:クラウディ・アリマニー×工藤重典ジャン=ピエール・ランパルは生涯ヘインズを愛用した。その楽器を師から受け継いだのが先ごろ来日したスペインのフルート奏者クラウディ・アリマニー氏。ランパルが生涯愛し「黄金のサウンド」を生み続けたその楽器とはどんな楽器なのか? ランパルに愛されたお二人に語っていただいた。
トロンボーン山本浩一郎
「学生気分」で学生はつとまらない若くして管打楽器コンクールに優勝し、将来を嘱望された山本さんでも「本当に目覚めたのは25才になってから」だという。日本とヨーロッパ、さらに米国で学び、現在は各国で指導にも当たる立場から日本の学生たちにおくるアドバイス。
サクソフォン興亡史
第1回:花開くアメリカンサックスと欧州からの脅威サクソフォンほど社会や音楽の変化に敏感に即応し、今でも変化を続けている楽器は他にない。サクソフォンという楽器には熾烈な生存競争と、その結果といえる進化の歴史が刻まれている。サクソフォンの黄金時代といわれた三つの時代に焦点を当て、その進化の歴史を3回にわたってご紹介する。
大島弥州夫
生き方の強烈な二人の師に学んだ「オーボエを吹く以前の問題」昨年大阪フィルに入団し、この1月に東京オペラシティのリサイタルシリーズ「B→C」に出演するなどオーケストラやソロで活躍する大島さんが、フリーランス時代の長い下積み経験をもとに若い人たちに伝えたいこと。
トランペットとティンパニのパートナーシップ
クリーブランド管弦楽団のインサイドから(中編)クリーブランド管弦楽団首席トランペットのマイケル・サックスと首席ティンパニのポール・ヤンチッチ両氏によるオーケストラ・スタディ。古典派のオーケストラ曲における両パートのアンサンブルの勘どころを解説する。
インテリジェントなホルン製作とは?
エンゲルベルト・シュミットのノウハウベルリンフィルからホルン製作者の道に進んだ現代の名工は「数学的な考え方と自分自身の演奏経験との融合を目指した」と語る。
カナダに出現した異色のオーボエ奏者
コリン・マイヤークラシックの室内楽からオペラアリア、タンゴなど様々なジャンルを楽器を自由に持ち替えて聞かせる「カルテット・ジェラート」のメンバーでもあり、ソロでもマルチな才能を発揮するカナダのオーボイストを国際ダブルリード協会機関誌のオーボエ部門編集者が直撃インタビュー!
エリザ・ホールと「ラプソディ」の謎
ドビュッシー唯一のSax曲を委嘱した米国の女性サクソフォン奏者 by佐藤淳一史上初の女性サクソフォニストという以上に、ドビュッシー唯一のサクソフォン曲を委嘱した裕福な女性として知られるエリザ・ホール。彼女と《ラプソディ》をめぐる多くの謎を検証する。
ホルン福川伸陽のデュオリサイタル
4月に2枚目のソロアルバムをリリースしたN響ホルンの福川伸陽さんが、CDでも共演したピアノの三浦友理枝さんとヤマハホールで行ったデュオリサイタルをリポート。
トピックス
インターナショナル・トロンボーンアンサンブル
連載・コラム・その他
中川英二郎のトロンボーンアルバム/日本のライブハウス「寄席」でジャズを演奏
DAIROの「白バリ」道中記/出た!ヤマハサクソフォンNEW82Z
平野公崇の多事奏音/青 春(2)
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/3週間にわたるワールドツアー
ナイディック&大島クラリネット講座/メトリック・モジュレーション
ロジャー・ボボの考えるTuba/フェイスブックその素晴らしい効用
スクランブル/SAX四重奏「クワチュール・ベー」
僕のマイスター武者修行/時間と利益の変換率
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CD評
木幡一誠の今月のCD
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