特集
老将、わがホルン人生を語る
ヨハネス・リツコフスキーオーケストラ歴40年以上、そのうち30年以上をバイエルン放送響で過ごし名指揮者たちに畏敬されてきた氏は、去る1月にオーケストラ活動を引退した。類い希な音楽性と、複雑なホルンの構造を熟知し演奏に役立てる明晰な頭脳を併せ持つ名ホルニストに聞く。
弟子の二人が語る「マティアス・ヘフス体験」
辻本憲一×佐藤友紀内外でマティアス・ヘフスの評価が急騰している。かつてはジャーマンブラスで知られたその名前が、今では世界を代表するソロイストの筆頭に挙げられるほど。何がそれほど世界のトランペット奏者たちを魅了するのか? ハンブルグ音大で氏に師事した二人に語ってもらった。
フランスの銀器からフルートを作り出す
アキヤマフルート失われてしまったルイ・ロットのフルート製作法を現代に復活させるべく飽くなき追究を重ねているアキヤマフルートは、その時代のフランスで使われた皿やスプーンなどの銀器を材料にして名器の音を甦らせようとしている。
グラナディラの話
木管楽器に使われる理由を知る日本語名がないため、よく「黒檀」と誤解されがちなグラナディラ。準絶滅危惧種に指定され、資源的にも貴重なこの木をどれだけ知っていますか?
マケドニアの「トロンボーンの詩人」
キリル・リバルスキー初来日を果たしたマケドニアのトロンボーンの詩人。音域は優に5オクターブを超え、驚異的な演奏テクニックに世界38ヶ国が脱帽! しかし「超絶技巧は吾ガ事ニ非ズ。ひたすら音の詩を歌い上げるだけ」
ジャズホルンの世界を開拓する
東谷慶太ホルンがリーダーを務めるジャズバンドがなぜないのだろう? これまで関西を中心に活動してきたホルンの東谷慶太さんが、この3月にはホルンの海野貴裕、丸山勉、古田儀左エ門各氏を迎えて「東京デビューライブ」を成功させた。
世界の金管ソリストたちの「意外な」素顔
パーティでも超人のリンドバーグ、出たとこ勝負のバーノン、 いつも探し物をしているミードetc世界の金管楽器のソロイストたちと数多く共演しているベルリン在住の室内楽ピアニスト、沢野智子さんが見た名手たちの意外なオフの顔。
ギャルドのSAX奏者大忙し!
ジャン=ピエール・バラグリオリかの名手ミシェル・ヌオーのあとを継いでパリ・ギャルドのソロ・サクソフォン奏者として活躍する一方、二つのカルテットを掛け持ちし、歌やギターとのユニットでもパリのホールやサロンに登場、モントロイユ音楽院では指導にもあたるという超多忙なバラグリオリ氏に聞く。
ドイツでオーボエ人生25年
吉田智晴高校卒業後にドイツに渡り以来、四半世紀。ゴリツキ教授の下を巣立った後も、絶えず自らに課題を課して小さなオーケストラからステップアップを重ねて来たオーボエ人生。
P.E.T.E.でなぜアンブシュアが強くなるのか?
効率良くアンブシュアを鍛える話題のツール素晴らしい製品。私のアンブシュアが昔に逆戻りすることはありえない」とジョン・ファディスにも絶賛されているのが、ワーバートンから発売された「パーソナル・アンブシュア・トレーニング・エクササイザー」
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