特集
ジュリアン・ブリスの20年
4才でデビューした英国のクラリネットの神童、いま20才!4才でテレビデビューし、13才にして大学のディプロマを取得。「神童」と騒がれつつ、バッキンガム宮殿お気に入りの音楽家としても話題になったブリス。そのあまりに早熟なキャリアを知る者には、この6月でやっと20才という彼の初々しさがちょっと意外だった。
雲井雅人×オーティス・マーフィー
マルセル・ミュールから米国のビッグ3、そして僕らの世代へと結ぶ音米国のサクソフォン界もまた、ミュールを始めフランスに学んだことを自分たちなりに消化して成長を遂げてきた。かたや日本からアメリカに飛び込んでその伝統を受け継ぎ、かたやアメリカからフランスに学んだ第3世代を体現する二人が、師から弟子へと継承されるものの大切さを語り合う。
素材から見たフルート学
貴金属フルートのパイプを一手に作る田中貴金属工業に聞く銀や金などの貴金属を楽器として手にしていながら、あなたはその性質などをどの程度ご存知だろうか?前号「フルート管体の基礎づくり」第2弾として、日本のフルートメーカーのほとんどの貴金属の管体パイプを作っている田中貴金属工業に、フルートに使われる貴金属の話を伺った。
トロンボーン四重奏の「百花繚乱」
トロンボーン四重奏のマラソンコンサートを聴いた!(前編)今年4月から7月まで延べ3ヶ月にわたり都内の5つの楽器店で開催された一連のコンサートには、13団体が出演。かつてないこのイベントをステージと客席からのレポートで振り返る。
トロンボーン:清水真弓
慶應大学大学院からドイツに留学し…昨秋のベルリンフィル来日公演でトロンボーンセクションに紅一点、日本人女性が混じっていたのをご存知だろうか? それがカラヤンアカデミーに在籍していた清水真弓さん。今年4月には晴れてオーストリアの名門オケの首席オーディションに合格し(9月より在団)トロンボーン界の話題をさらっている。
GAPの夏にサクソフォンの新風が吹く
レッスンとコンサートをレポート!今年20回目を迎え、多くの日本人たちも参加して来たサクソフォン・キャンプ。主宰するクロード・ドラングルはじめ、ヴァンソン・ダヴィッドやアルノ・ボーンカンプなどの名手たちのレッスンとコンサートの模様をレポートする。
国際ダブルリード協会第38回コンファレンス
英国バーミンガムで開かれたダブルリードの祭典不況やインフルエンザ禍にもかかわらず欧米、アジアから620人の参加者を得て活気溢れるコンファレンスになったダブルリードの祭典をレポート。日本から参加した「蓼科バスーンカルテット+ワン」も大絶賛されて……
アーノルド・ジェイコブスはかく語りき
「言葉を使って舌に意思を伝える」ほぼ70年以上にわたり何千人もの生徒を教えた元シカゴ響の伝説のテュービスト、アーノルド・ジェイコブス。多くのミュージシャンが恩恵を受けた彼のアイデアと、そのヴァリエーションをトピックごとに書き記した注目の連載。
テューバをとりまく19世紀の低音金管楽器史
オフィクレイドとテューバの関係は誤解だらけ!テューバが登場する前の19世紀の低音金管楽器の歴史は混沌としており、数多くの誤解が生まれている。正しいテューバの歴史を知るためにも、ここでしっかりと「テューバ前史」を理解しておこう!
チャールズ・ナイディック北軽井沢サマーキャンプ
ドビュッシーのプルミエ・ラプソディにまつわる問題をレクチャー毎夏、北軽井沢で開かれているC.ナイディック&大島文子さんのクラリネットセミナーから、楽譜の校訂の大切さを説いたナイディック氏のレクチャーをご紹介。
トピックス
アジアユースオーケストラ
東京吹奏楽団スーパーライブ2009
連載・コラム
中川英二郎のトロンボーンアルバム/小曽根真さんとのリハーサルで金沢へ
DAIROの「白バリ」道中記/中国の不思議な役人
吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/レイノルズ
平野公崇の多事奏音/ギャップ
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/サイトウ・キネン・フェスティバル
ナイディック&大島クラリネット講座/アーティキュレーションが書いてない場合
ロータリートランペット大百科/ロータリーの特殊管
ロジャー・ボボの考えるテューバ/現代の悲鳴
スクランブル/小谷口直子さんの「B→C」
僕のマイスター武者修行/新米マイスター旧・東西比較
PRODUCTS
バーカート「レゾナ200」
ヨーゼフ・クラリネット
CD評
木幡一誠の今月のCD ※著者の都合により今月は休載します
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室
(株)杉原書店
〒104-0031 東京都中央区京橋2-1-1第2荒川ビル4F
電話:03-5205-3666
FAX:03-5205-3667
E-MAIL:info@pipers.co.jp
※掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。著作権は(株)杉原書店と情報提供者に帰属します。
Copyright by Sugihara Shoten, Inc. All rights reserved.