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328 / DECEMBER
2008年12月号
金管楽器の「音と息」の関係を再検証!:山岡潤/2005年ミュンヘンコンクールの覇者:サボルチ・ゼンプレーニ/オーボエ広田智之:僕が生涯で一番さらった時期/名器の系譜:ビュッフェ・クランポンR13とその後のモデル/ランパル国際フルートコンクール優勝:上野星矢/新連載:ロータリー・トランペット大百科!/C管トランペットの概念を変えるBSC/E.ニケとコンセール・スピリチュエル/ロシア・ナショナル管首席ホルン:イーゴリ・マカーロフ/吉井瑞穂さんのダモーレコンサート/他
2008年11月20日発売 ¥743(税抜き)
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特集
金管楽器の「音と息」の関係を再検証!
アンブシュアは音にどう影響するかを実験で検証 by 山岡潤高い音に上がるときは、ただ息の量を減らす……「音の高低は息の量に多く関係し、音の大小は息の圧力に多く関係する」というアーノルド・ジェイコブスの教えをきっかけに、圧力計や肺活量計などで自ら実験を行いながら、音と息との関係を探った記録。
ランパル国際フルートコンクールに優勝!
上野星矢(東京芸術大学1年):ガムシャラよりも頭で考えたい去る9月にパリで行われたランパル国際フルートコンクールに弱冠19歳で優勝。工藤重典、佐久間由美子に続いてこのコンクールの歴史にその名を刻んだ上野さんは、まだ東京芸大の1年生。しかし、フルートに取り組むその姿勢は柔軟で、広い視野を備えている。 (PhotocEric de Gelis - CIVP)
サボルチ・ゼンプレーニ
ミュンヘン優勝の栄光とプレッシャーをバネに…2005年に24歳でミュンヘン国際コンクール1位に輝き、「バボラークに続くスター誕生!」と騒がれたハンガリーの俊英。父はデニス・ブレインと録音したこともあるというホルンの名手。母は国立オペラのソロオーボエ、祖父は高名なピアニストという音楽名門一家に生まれ育った氏にインタビュー。
オーボエ:広田智之
僕が生涯で一番さらった時期「ソリストとしての経験が表現の幅を拡げた!」……リサイタルや録音で活躍する一方、都響首席としてオーケストラの要も務め、指導にも意欲をみせる広田さんが語る。
名器の系譜:ビュッフェ・クランポンR13
世界的ベストセラー機と、その後のモデルアマチュアからプロまで世界で高い人気を誇るビュッフェ・クランポンのクラリネットは、戦後すぐに開発されたこのモデルが先兵となった。一時期の日本で圧倒的なシェアを持ち、アメリカでは今もNo.1の人気を持つモデル「R13」の意義と価値を、ビュッフェ・クランポンの他のモデルと比較しながら浮き彫りにする。
C管トランペットの概念を変えるBSC
話題のBSC「アルマンド」C管を徹底試奏by奥山泰三斬新な発想のモデルを発表し続けているBSC(ブラスサウンドクリエーション)から画期的なC管トランペット「アルマンド」が出た。従来のC管と違い、Bb管をそのまま小さくしたような外観。実はこのユニークなデザインが、これまでのC管の欠点を解消する効果を生んでいる。東京佼成ウインドオーケストラの奥山泰三さんに試奏していただいた。
イーゴリ・マカーロフ
ロシアナショナル管弦楽団首席ホルン奏者戦後旧ソ連の金管の名手達がキラ星のごとく名を連ねたソビエト国立交響楽団で活躍し、ロシアナショナル管弦楽団が創立されるとその中心メンバーともなったホルンの名手が、自らの足跡を振り返る。
アーノルド・ジェイコブスはかく語りき
伝説のテュービストのアイデアを編纂ほぼ70年以上にわたり何千人もの生徒を教えた元シカゴ響の伝説のテュービスト、アーノルド・ジェイコブス。多くのミュージシャンが恩恵を受けた彼のアイデアと、そのヴァリエーションをトピックごとに書き記した注目の連載がスタートした。
ロータリー・トランペット大百科!
意外に知らないピストントランペットとの違いを総ざらい by 築地 徹意外に正しく知られていないロータリートランペットを、楽器、マウスピース、演奏法などの広い視点から解説。ウィーンに学び、ロータリートランペット普及のためウィーン・トランペット研究会を主宰する築地徹さんが連載。
蓼科Bassoon2008のコンサート
バスーン12人+ピアニストによるオールBACHプログラム去る10月に「蓼科Bassoons-2008」による独創・先駆の二つの演奏会が大阪と名古屋で行われ稀に見る大成功をおさめた。音楽監督・編曲・監修の中川良平氏の言葉と、コンサートを聴いた演奏家たちの賛辞。
能管とその魅力
西洋音楽的には捉えきれない不思議な笛の魅力(後編その2)インタビュー:一噌幸弘
音程を破壊し、簡素化、象徴化を極端に進めた音楽を奏でる能管。この不思議な楽器は、西洋音楽的な理解では捉え切れない不思議な魅力を発散する。
クリスマスに贈るOboed'amore
オーボエ吉井瑞穂さんのトッパンホール・コンサートを前にトッパンホールで3回にわたりユニークなプログラムでリサイタルを行っているオーボエ吉井瑞穂さんのVol.2コンサートは、オーボエ・ダ・モーレで癒しをテーマに……。吉井さんとダモーレとの出会いなどを語る。
トピックス
ヘンデルの響き蘇る!
連載・コラム
マスタークラス最前線/イタリアン・ブラス・ウィーク
ナイディック&大島クラリネット講座/重音と1/4音
岡島征輝の「アラブでTUBA」/信じて疑わない人たち
吉野和孝の金管Vintageの知恵袋/ゾットラ
ロジャー・ボボの考えるテューバ/カリスマの要素
平野公崇の多事奏音/白寿
吉井瑞穂のヨーロッパ通信/あ・か・さ・た・な
DAIROの「白バリ」道中記/エリングバード・ジャズ・オーケストラ
中川英二郎のトロンボーンアルバム/毎朝8:15のテーマソング
スクランブル/アレキサンダーホルンアサンブルジャパン
PRODUCTS
コーン・サクソフォン
ジュピター・バス&コントラバスFl
CD評
木幡一誠の今月のCD
(著者の都合により今月は休載させていただきます)
その他
ニューズフラッシュ コンサートガイド 編集子の雑談室
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