金管奏法のカリスマ
アーノルド・ジェイコブスはかく語りき
金管奏法ガイド

 アーノルド・ジェイコブスは世界一流の音楽家であったばかりか、 20世紀後半で最も大きな影響力を誇った金管奏法の教師でもあった。 ほぼ70年間にわたって、ジェイコブスが数千人もの生徒に与えたアドバイスのすべてを文字にするのは不可能だろう。 にもかかわらず、この本は多くのミュージシャンたちに恩恵を及ぼしたアイデアとそのバリエーションを 項目別に整理・保存しようと書かれた。


 パイパーズ誌 No.325 〜No.342に連載した「アーノルド・ジェイコブスはかく語りき」の単行本!

〜もくじ〜
(「はじめに」と「序文」はサンプルをご覧いただけます)
はじめに
序文
序文2ページ目

第1章 上達のための基本的なコンセプト
  1−1 チャレンジなくして進歩なし
  1−2 模倣から始め、やがて高みへ
  1−3 身体を金管楽器演奏に適応させる
  1−4 力は敵、弱さは味方
  1−5 良い習慣はさらに磨け。悪い習慣は直そうとするな
  1−6 良い習慣を作るには楽器から離れて未知の刺激を使え

第2章 精神のコントロール
  2−1 サウンドはイメージから生まれる、知覚からではない
  2−2 Song and Wind、脳で身体をコントロール
  2−3 心を音で充たせ
  2−4 常に歌を優先
  2−5 方法論よりも結果が大事

第3章 振動するアンブシュア
  3−1 アンブシュアより、バズィングに集中
  3−2 バズなしでも吹けるが、吹かなければバズはできない
  3−3 マウスピースとリムでバズィング、脳と細胞がつながる
  3−4 マウスピースに害にならない
  3−5 音楽を演奏してアンブシュアを改良、この逆は駄目
  3−6 アンブシュア・トラブルの原因はウインド不足
  3−7 アンブシュアの振動準備は整ったか
  3−8 バズ、ブレス、舌をシンクロナイズ

第4章 呼吸
  4−1 サウンドを学ぶ、それは即ちブレスを学ぶこと
  4−2 いつも良い姿勢で
  4−3 身体内部のエア圧に頼るな、エアは身体の外から
  4−4 常にフル・ブレス、そしてリラックス
  4−5 狙いを絞るのは心理面、呼吸メカニズムではない
  4−6 楽器から離れて良い呼吸習慣を

第5章 アーティキュレーティング
  5−1 シラブルを使って舌に意思を伝える
  5−2 舌からは音は出ない
  5−3 タンギング・トラブルの原因・結果はエア不足

第6章 練習と演奏
  6−1 聴き手を意識して練習
  6−2 練習でも音楽性豊かに
  6−3 ヴィブラートを使え
  6−4 多様な音楽スタイルで練習
  6−5 フレーズを扱いやすいように分割する
  6−6 過度の疲労は避けよ
  6−7 音域、音量、演奏速度、アーティキュレーション、マウスピースを
       変えて練習
  6−8 不安に打ち克て
  6−9 ステージをセットして録音、そして聴け

 ゲルハルト・ヴォルフ教授と、この本の編纂者である米国のブルース・ネルソン氏との長年の親しいお付き合いの中で、20世紀に北米で生まれた素晴らしいメソドの一つと出会うことができた。このグローバル化した世界では、いろんなメソドについて意見を交換し、次の世代のために守り伝えて行くことが大切だ。日本のすべての学生とプロの仲間たちが、ジェイコブスのこのメソドから良質の刺激を受けるように願っている。
ヨハン・シュトレッカー Johan Stroecker
(ウイーンフィルハーモニー管弦楽団)


 ジェイコブスに初めて会ったときに、このメソドを文字に書き留め次の世代に引き継ぐべきだと思ったのだが、その実現にはネルソン氏が2002年に現役を引退するまで待たなければならなかった。2006年、英語版の"Also Sprach Arnold Jacobs"の初版が出版され、今や英語、ドイツ語、そして日本語で読めるようになった。まことに喜ばしいことだ。本書がドイツ、アメリカでと同様に、日本でも成功をおさめることを念じている。
ゲルハルト・ヴォルフ Gerhard Wolf
(トロッシンゲン音楽大学教授)

品番:ASAJ ¥2800(税抜き) B5判・110ページ



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